理想と現実と戦略と


え〜、今更先週のレポをアップするのはなんですが、
まぁ今週はアイドルの現場行ってないので、先週のでも書いてないと
なんだからしくないので、レポ書いておきます。


先週行ったのは、11/5(日)に開催された「3 AKSB NIGHT!」。
出演は、バニラビーンズ、Saori@destiny、ベスパ・くまメロ。
メンツに統一性が無いのが“AKSB”なのか分かりませんが
結構カオスなイベントになってたまして、色々考えさせられました。




会場のmorph tokyoに到着したのは開演1時間前。
当日券で会場内に入ると相変わらずの知り合い数人がいました。
客層はAKSBと銘打ってるだけあってその付近の人達がほとんどでした。
知り合いとくっちゃべってるとそのうち暗転があってイベントスタート。
トップバッターはバニラビーンズ。


俺がバニビンのライブを見るのは2回目。1回目はおよそ一年前なので
ほとんどどんなライブだったか忘れています。
ましてやメンバー変わってるし、1年前から。
なので、ほぼはじめての気持ちでライブを見れました。


ライブはじめにバニビンの新曲PVがスクリーンに映し出されて
曲が終了した後、スクリーンが上がっていくのと同時に2人が登場。
結構間近で見ましたが、顔ちっちゃ!身長高い!(特に新メンバーの子)
ってかかなり2人とも可愛い!あっるぇ、こんな可愛いイメージだったっけか。


……なんて見事に見とれている間にライブスタート。4,5曲披露しました。
もちろん生歌で歌っておりまして、曲とマッチした聴きやすい歌声でした。
ダンスは手で振りをしたりする程度なのですが、これがまた可愛い。
こんなに身長あるのに逆に簡素な振りなのが、更にスマートな可愛さを
強調していて、歌よりもそっちに見とれてしまいました(こらこら)


ってか聴いてて思ったのが、これ渋谷系だよね。アキバ要素皆無だよね。
客層はまぁアキバ系の方もいたけど、絶対来るイベント間違えてるよ二人!


本人達も「テクノじゃなくてごめんなさい」なんて自虐的MCをしてましたが
いやいや、君等悪くないから! てかむしろ君等は歌いいし可愛いし
言うことないですから! そんなMCされると好きになってしまうじゃナイデスカ。


あとバニビンさんの出演のときにサプライズがありまして、
何でもメンバーのレナちゃんが誕生日らしく、会場外でファンの方が
配ってたサイリウムを会場の皆で振って祝おう、てのがありまして
まぁワタクシもアイヲタの端くれ(?)としてサイリウムふりふりしまして
皆でピンクのサイリウムを振っているのを見たレナちゃんが、
感動して言葉が出なくなっちゃいまして。おお、サプライズ成功成功!
暖かいファンに見守られながら活動できるっていいことですよね。


んでバニラビーンズの後は、出ましたCHAOSの権化、Saori@destiny
口ひげをつけて登場して、それを会場に投げ入れるSaori
まぁなんで口ひげなのか、というのは割愛させていただきます。
気になる方は、All aboutの四方先生レポなんかを読んでください。


セットリストは下記。

  1. Shangri-La
  2. My Boy (connects since mix)
  3. サヨナラリヴァイバル
  4. sakura
  5. chemical soda
  6. Destiny's War (connects since mix)


Shangri-La」はお馴染み電気グルーヴのカヴァー。
今度出るニューアルバム「JAPANESE CHAOS」に収録されます。
初めて聴きましたが……うーん、微妙! アレンジは面白いと思うけど
Saoriが歌う必要性ないような、ってのが大きな要因だと思います。


で、「Shangri-La」で微妙な空気になった後は、
「My Boy」や「サヨナラリヴァイバル」などお馴染みのナンバーで
俄然Saoriヲタはmix打ち放題。っつーか「Shangri-La」以外、
全部にmix入れてましたね。圧巻やわぁ。
「Destiny's War」の時なんかはO.A.Dやロマンスなども見れて
俺的に感動もひとしお。
Saoriのステージはヲタも入れてひとつ、というのを体感できました。


で、新曲の「chemical soda」も歌ってくれまして、まぁこれは
口パクだったのですが、ヒゲドライバーが作曲、作詞はSaoriらしいです。
Sexy-Synthesizerよろしくの8bitアレンジの曲で、時流に乗りつつ
でもフリはちゃんとアイドルしてまして、この辺はうまい融合でした。


アルバムに「Shangri-La」が入る、というのを聞いて大丈夫か? と
思ってましたが、ちゃんとこういう面白いオリジナルも入ってるようで
俄然アルバムが楽しみになってきました。


あとステージを見て思ったのが、Saoriの場合、ぱふゅやAiraのような
ベクトルに行くのではなく、もっとアイドル歌謡の要素を多くして
テクノミュージックとの融合を目指すといいのでは、と思いました。
本人にとっても、ヲタにとっても、その戦略がいいと思いますし
何より会場のこの現実を見てなお、別方向へシフトチャンジするのは
ちょっと面白くないし、他のフォロワーから一つ抜きに出るには
難しくなってしまうと思います。


ある種の特異性といいますか、そういった「JAPANESE CHAOS」を
俺はもっと望んでやまないのでした。


ニコラ(DVD付)

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JAPANESE CHAOS

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