良い卒業式だったと言わせて

今日の日はさようなら



昨日はまたもや突発的に飯田さんの卒業コンサートに行きましたが
やはりあの場所はどうにも馴染めない。
開演5分前に帰りたい雰囲気になったのはかなり久々の感覚。
実際始まったみると事前にカラオケライブである、と言う事は知って
いたんだが、ここでキッヅが出てくるとはっ、と思わされる事もしばしば。
必死にジャニーズ化を図ろうとしているのは分かるんだけど
そうじゃないだろうって、って気分しか起きなかった。
そう言ったメンバーが歌う「ミニモニジャンケンぴょん」などが
とてもじゃないが新鮮に映るはずもないんだけど、周りのヲタの
狂気乱舞振りにはいささか閉口しっぱなし。


しかしそう言った部分を全て帳消しに、むしろプラスにしてくれたのが
最後に登場したこの日の主人公、飯田圭織のドレスアップした姿だった。


道重や田中や亀井の泣きじゃくる姿は等身大の彼女達をさらけ出させ
新垣・小川・紺野・高橋の五期メンバーは彼女の明日を願い
石川吉澤藤本は彼女との出会いを懐かしみ感謝し
そして矢口は明日の娘。を約束した。
飯田の卒業自体は娘。のシステムの中の一部でしかないのは確かなのだが
そこにはやはり彼女達の歴史が詰まっていて、それがあの瞬間に
それぞれのメンバーを鏡としこちら側にそれを映し出してくれたのが
本当にあのライブでの唯一の救いだった。
だから安倍があの場にいなかったのが本当に本当に悔しかった。
本当に悔しかったのは飯田と安倍の二人だったんだけど
その鏡に映らなかった安倍の事を思うと、やはり俺も悔しかった。
でも辻加護の卒業の上へ上へ昇っていった感覚とはまた違ったものが
こうして間近で目撃できた事の幸福感は確実にそこにはあった。


飯田のポジションは娘。にいてもこれからも変わることなく
あのポジションなんだろうな、ってのが分かるので
卒業自体にどうこう言う気もない。
でも娘。には確実な変化が訪れる。
その変化がどう映し出されていくか、もう暫く眺めていたいと
思えた昨日の夜でした。


飯田さん、卒業おめでとうございました。