シャイニング娘。より売れているエロマンガを検証しよう!


っつーことで、先日より告知していた
シャイニング娘。3巻より売れている上位8冊をレビューしよう!用の
エロマンガ達がつい今しがた着いたのでさっそくレビューしていきたいと思うぞ!
人生でエロマンガを同時に8冊も購入したことの無い(コミケは除いて)ので
小生、いささかテンションが上がっております!
あまりにもテンションが上がり過ぎてしまったので、記念写真を撮ってみたり。



届いて箱を開封した状態。さすがにエロマンガ8冊入れるには
これくらい大きな箱にしないと持たないみたいだな・・・
エロマンガを後生大事につめ込んでいる業者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました・・・



開封状態。箱びっしりに入ってるところを察するに、さすがamazonエロマンガ
サイズにあった梱包方法をしっかり心得ているようですね。
ただただ感服するしかないです。



んで早速箱からそのエロマンガ達を取り出してみました。
すげー・・・圧巻だ・・・エロマンガ8冊がこれほどの存在感を持っていようとは・・・
これから本屋でエロマンガ達を見る目が少々変わるように思えます。



そしてエロマンガが梱包されている底面にはこれまたしっかり板が挟んでありました。
エロマンガ一つにここまでケアされてるのかと思うと
過去にエロマンガが崩れるからちゃんとしろよ!なんてクレームがあったのでは、と。
エロマンガ一つも同じ商品として扱うamazonはサービス業の鏡ですなぁ



梱包を開けて並べて見た図。ちなみに一番上に乗っかってるシャイ娘。3巻は
俺の所有物です。比較対象として上に乗せてみました。
シャイ娘。より厚いエロマンガとか冷静に見ると色んな感情が湧き上がってきなくも無い・・・


っつーことで、これから早速8冊を読破して感想やシャイ娘。との比較の検証を
行っていきたいと思います。続きは読破後にでも・・・


・・
・・・

とりあえず8冊全て読んでみました・・・どっと疲れが出たのは気のせいか・・・
最初の3冊くらいは比較的楽しく読めたけど、後半2冊くらいになると
もはや脳がエロマンガを読んでいるんだぞ!っと正しく認識していないようで
絵とストーリーと文字が別次元で処理されている感じ。
絵を見れば大体ストーリーが分かるとは言え、エロマンガの脳に影響する力は
それはそれは大変に大きいものだと実感させられました・・・
んではそろそろ感想の方を書き起こしていきたいと思います。
ランキングにしたがって8位から順々に上に繰り上がって感想を書いていきたいと
思います。


まずは8位にランキングされている竹村雪秀の「Take On Me」

Take On Me (メガストアコミックス)

Take On Me (メガストアコミックス)

表紙が「Kill Bill」のようなデザインでオサレな感じなのだが
実際の中身はそのデザイン的なギャップに負けず劣らずの変態な内容。
最後までエロのシチュエーションやキャラに特化したエロを見せていったので
これはある種シャイニング娘。的なエロマンガとも言えると思う。
絵や構図もなかなかまとまっていて、昨今の萌え絵のような路線とは
一線を介して勝負している感じがビビットに魅えました。
もしかしたら8冊の中で総合的に一番好きだったかもしれない。
ヒロインの女の子の変態チックさに拒否反応がなければ楽しく見れるでしょう。
結構オススメ。


続いて7位にランキングされている来鈍の「御家庭の快楽」

御家庭の快楽 (メガストアコミックス)

御家庭の快楽 (メガストアコミックス)

軍事的なエッセンスがあるか・・・と思いきや、次々と女の子が身の回りに出現してきて
秘密作戦と言う名のエロの世界に突入していくオバカな作品。
最後の最後までこのオバカなノリが続いていくのは大変好感が持てました。
難しいことを考えなく読めるのはエロマンガにおいて重要なファクターだけに
今回の8冊の中では安心して読めた気がします。
ただし、絵にややクセがあるので受けつけない人はダメかも。
その部分に関してはシャイ娘。と対極の位置にあります。


次は6位にランキングされている月野定規の「♭38℃ Loveberry Twins」

♭38℃ Loveberry Twins (メガストアコミックス)

♭38℃ Loveberry Twins (メガストアコミックス)

前二つと違ってちょっと倒錯したストーリーが特徴的なマンガ。
絵柄もちょいとクセがありますが、読んでいくうちにだんだんと見慣れて来るのが不思議。
もうこれを読んでる段階で脳味噌が相当アフォになってるのも原因?(藁
姉妹ドンブリ物なのでそれ系に興味ビンビンな貴兄には持ってこい?
ストーリーは姉妹と一人の男子の間で起こる愛憎劇が繰り広げられていて
それが濃厚なエロと巧く絡んでいていいと思いました。


5位にランキングされている世徒ゆうき「アッチェレランド」は
今回の中で一番薄い本だけど、その分特徴的な絵柄が目を引いた。

アッチェレランド (MUJIN COMICS)

アッチェレランド (MUJIN COMICS)

特にカラーの塗りが色鮮やかでそれだけ見ていても飽きないかも。
オムニバス形式で送る内容がそれぞれ個性的で一つ一つが独立しているのも
面白かったです。勿論エロの部分もなかなか濃くて○かと。


4位の天野雨乃「H(エイチ)」もオムニバスな内容です。

H (メガストアコミックス)

H (メガストアコミックス)

マンガ的には排泄物が出て来たり、また絵柄も半リアルであったりと
昨今の成年誌とは一線を介する部分もあるけど
それは氏の描く個性としても昇華されているのでいいのではと。
センセーショナルな描写もここら辺をちゃんと分かっていれば
逆に嵌る人は相当好きなマンガではないか、とも思います。
俺は・・・ちょっとスカは勘弁でしたぶっちゃけると・・・


いよいよ・・・っつーかやっとベスト3。
まず3位のオタクビーム著「び〜むす」

び~むす。 (スズランコミックス)

び~むす。 (スズランコミックス)

どうやら情報によると同人誌でメジャーな作者だとか。
確かに中身を見ると著者に関して情報やミニコラムのようなものもあり
エロマンガというよりは同人誌のノリに近いか。
絵柄も昨今の萌え絵を反映した感じで親しみやすさもアリ。
しかしマンガの内容は、純愛ものと鬼畜ものの両方を描いていて
ここら辺が絵柄とのギャップで人気のある部分ではないかと分析。


そして2位に来たるは大暮維人「Naked Star」

NAKED STAR (ホットミルクコミックス)

NAKED STAR (ホットミルクコミックス)

説明も不要でしょう。
天上天下」・「エア・ギア」のノリをそのままエロに持って来た・・・っというよりは
氏のエロを用いて表現した事が詰まっている一冊かな、と。
ぶっちゃけるとエロマンガではないですね。コミックスグラフィー?というか
雑多な感じなんだけど、それが味になってるからなかなか読むには曲者。
氏のファン向け、と言っておけば分かりやすい?
巻末のエロマンガ談義からもそういった趣向が強いと思うし。


んで1位に輝いたのは鬼ノ仁「近親相姦」

近親相姦 (メガストアコミックス)

近親相姦 (メガストアコミックス)

タイトル直球過ぎ。でも中身もひたすら濃く絵柄も濃い。
俺は苦手なタイプの絵柄だったけど一般的にはかなりメジャーな著者のようで。
オムニバス系式で次から次に迫ってくるような構図なども
エロマンガとして一つの隆盛ここに極めり、って感じで濃い。
・・・ここまで7冊一気に読んで頭がクラクラしてきたのもあって、
俺は途中で読むのをリタイアしてしまいました(ぉぃ)
それだけエロの情報量も多いので1位になるのも、まぁ納得かなと。


・・
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総括として一つ特徴的に思えたのが、近親相姦を題材にしたor内容のマンガが
結構多かった事。これは今時のトレンドなのだろうか。
メイドや巫女なんかのコスプレは、マンガの一つのエッセンスとしてのポジションに
なりつつあるのも全体を通しての感想。
コスプレを主なる題材・モチーフにする時代は最早昇華されて
スタンダードになりつつあるのがここ最近のエロマンガの特徴なんだろうね。


そういう観点からシャイ娘。と比較すると、シャイ娘。の特異性が
浮き彫りにされている風に思えてしまうのは、面白い発見でもあった。
やはりシャイ娘。3巻が1,2巻と別の評価を受けるのも
今ではもうシャイ娘。はモーヲタをターゲットにした潮流が強く周りから
認知されているのではないだろうか、って事。
エロマンガとしてではなく、モーヲタのマストアイテムとして、って事で。
しかしながらその反面に思えたのは、勿論個人的な趣向も強いんだけど
構図やマンガとして、やはり師走の翁氏の方が一歩上わ手に思えて仕方ない。
なので敢えてシャイ娘。より上位のマンガと比較するとすれば
それは「シャイ娘。がエロマンガ的なトレンドにない」、て事だけなんだろう。


しっかしいい加減に当分はエロマンガを見たくない衝動になってしまいましたわ。
皆様もエロマンガを一気に読むことは身体的精神的に余裕がある時にするといいと思います。
少なくともノリや思い付きでやるもんじゃないですわ・・・
ぶっちゃけ気持ち悪い・・・(ちゃんちゃん♪)