藤本美貴が完全に「モーニング娘。」になった日

略して「のっち」


ハロプロ新ユニット「後浦なつみ」についての見解は残酷にも藤本美貴という商品を完全否定
する結果になってしまった。
新ユニット自体の感想はどうでもいい。それより注目すべきは「ごまっとう」ではなくて
後藤、松浦、そして安倍と言う人選。事務所は完全に紅白狙ってきている。
そして紅白を狙うには藤本では「役不足である」ということを公に露出させるというこの自体は
藤本美貴の過去を、軌跡を、無残にもないものとした。


俺の藤本美貴に対する見解はあくまで「松浦亜弥ありきの藤本美貴」であって、松浦亜弥
無くて藤本美貴の商品価値は皆無、ぐらいにも思っている。
別に「あやみき萌え〜」とかそういうことじゃない(勿論それもあるけど)
対比してこそ浮き彫りになる存在もあって、光あるところにまた影もあって
光はその暖かさを称えるが時には刺すような光が煩いとなることもあるし
影がその光を遮り太陽の熱の下げ静寂な空間を与えることもある。
役割が違うだけでどちらが欠けてもどちらしかなくてもそれはまた片手落ちなわけで。
別に藤本美貴が影なのではなくて、影でありまた光であって、それは松浦にも言えることで。
しかしながら今回の「後浦なつみ」に関してはその光の部分だけをバッサリ切り取っただけの
ものになってしまった。


娘。加入からの藤本と松浦の活動はまさに天と地に広がる。
松浦のポテンシャルの高さが藤本の影をも食ってしまったほどの器用さがそれをそうさせている

これはしょうがない。どうしようもない。後藤や安倍と同様、松浦は「奇跡の産物」だから。
奇跡なんてそこら辺に転がっているものじゃない。三つも所有しているだけでも異常な事。
「dream」や「ボンブラ」なんかを見れば分かるが望んでも得られるものじゃない。


藤本はこれで完全に「モーニング娘。」になった、と言っても間違いない。
だってソロの活動を躍進を「ごまっとう」を「涙Girl」を完全に否定してしまったんだから。
娘。的にはポジションが明確になった分だけポジションが取りやすいとは思うが
もう二度とソロには戻れない感が濃厚になってしまった。
ソロに戻ったとしても役者はすでに三人もいる。彼女の椅子はもうどこにもない。


紅白という目の前の人参に食いつき藤本を黙殺してしまったのが勝機となるかどうかは分から
ないが、多分無理だろうね。
世間は「ごまっとう」ほど明確に彼女達を楽しんで見てはくれないだろうし
ヲタは「ごまっとう」と必ず比較して見てしまうし。
ただ言えることは、藤本の明日はもはや誰にも見えなくなってしまったことだけだろうね。