シャイ娘。進化論


昨日の狼のシャイニング娘。スレッドの狂気らんちき様といったら昨今の狼でも
原初とした狼のノリがそのまま残ってるのが非常にスキなんだよね。
たかがエロ漫画なんだけど、しかしそこに一喜一憂し語り合い妄想を膨らませ寝床につく。
本当にどうしようもなくキモくてどうしようもなくどうでもいいことを語り合うんだけど
だけど面白いのがいいんで。
それもこれも今月のシャイニング娘。外伝「来襲Ⅵ」があまりにも素晴らしいからこそ。


師走の翁氏も自身で語っていたように、キャラが手についてきたのが読み手にも届くほど
キャラが活き活きと、それでいてオリジナリティとして昇華出来ているのが
氏のこれまで培ってきた画力と経験と娘。に対する愛の結晶として、珠玉のエロ漫画の形で
この世に降臨しているこの現実のなんと素晴らしきことか。


それでいて現在も氏の画力の向上とキャラの個性化が顕著に表れているあたりもポイントの高い
部分であると思われる。キャラの個性化、という娘。本体ですら失いつつあるテーマを
暗に示しているのもこの漫画を読み解く上で重要なキーになる部分。
アイドルという己が切り開いてきたジャンルに今まさに没個性として埋もれている娘。の可能性を
切り開き、新たな提示としてもたらすことの重要性と、大人数のスポットの当て方が
いかに大所帯のグループにおいて大切な部分なのを示しているのも読み手として感じ取れる部分
で、この漫画が娘。へのアンチテーゼ的な、旧約聖書に対する新約聖書のような、
そのような神聖さすら感じ取れる。


初期のメンバーもシャイ娘。ではなかなかスポットとして当てにくいのを打破するための
フォーフォースガールズの娘。参戦がはしょられた話しを補完すらしないで、更に加速していく
のも、シャイ娘。が進化している原因だろうね。
手垢の比較的ついていないフォーフォース〜をいじれる強み。漫画独自の設定。キャラの美化。
シャイ娘。は現在五期に足りない何かを懸命に追っかけている気さえする。
今回の話しに関しても、ハコや茶魅川はあくまで後半を引き立てる意味での登場で
その分あまり露出や出番の少なかった珠橋や鬼の爆発具合のなんと素晴らしきこと。
いつも以上に線画にも氏の気合いの度合いが伝わってくるのが楽しい。描いてる本人も楽しいんだろうな〜
そして六期が未だ謎のベールに包まれているのも波瀾の伏線をこちらに様々な妄想を膨らませる
ので、それを想像するだけで面白い。面白カッコイイ。龍神丸〜!!!
非冥のチンコネタだけで狼のシャイスレが進行していた頭の悪さも相俟って
盛り上がれるネタにことかかないのが、モーヲタすら忘れていた娘。の可能性を見るようで、
至福の時をボク等に届けてくれている。


実はシャイ娘。に関しては、上下巻で作者氏もやり尽くしてしまったんじゃないか、とも思っていた。
幾ら五期六期ネタがあるにしても、同じくらいの展開は描けないんじゃないか、と。
でもそれは間違っていた。だってシャイ娘。ってエロ漫画だもん。エロけりゃいいんだもん。
娘。のエロ妄想をエロ漫画で、しかもバリ上手い作画の人が具象化した、これだけでいいんだもん。
エロは不滅だ。ラブ&ピース。No Blood For Oil!!!


来月からは怒涛の展開も待っていることだし、エロ漫画界の風雲たけし城ことシャイニング娘。
は今後とも目が離せない。永遠に完結しないでもイイかも。Forever Love